「子どもが生まれたら、ちゃんと育児できるかな」
「何をすればいいのか分からない」
これからパパになる人なら、
そんな不安を感じることがあります。
でも、育児は最初からできる必要はありません。
私は10ヶ月の育休を取りました。
おむつ替え、ミルク、沐浴、寝かしつけ。
どれも実際にやりながら覚えてきました。
そして育休を経験して、
私の中で一つの考えが強くなりました。
パパは育児を「手伝う」のではなく、自分がやる。
ママに頼まれてから動くのではありません。
パパも家庭の当事者として、
自分から育児に関わるということです。
この記事では、10ヶ月の育休を経験した私が、
パパが主体的に育児することについて書きます。

育児に不安を感じているパパに、「自分もやってみよう」と思ってもらえたらうれしいです。
パパの育児は「手伝う」ではなく「自分がやる」
私は、パパが育児に「協力する」という言い方に、
少し違和感があります。
「協力する」と聞くと、
主担当が別にいるように感じるからです。
ママが考える。
必要なことをパパにお願いする。
パパは、頼まれたことをやる。
これでは、育児の中心はママのままです。
私が育休を経験して強く感じたのは、
パパも「自分が育てる側」になる大切さでした。
「手伝う」と「一緒に育てる」は似ているようで違う
私の中で「手伝う」は受け身です。
一方で「一緒に育てる」は、
お互いが自分で考えて動く状態です。
子どもの様子を見る。
お腹が空いていそうならミルクを用意する。
おむつが気になれば確認する。
眠そうなら寝かしつける。
ママから言われる前に、
自分で必要なことを考えて動きます。
一緒に遊ぶだけではありません。
おむつ替え、ミルク、沐浴、寝かしつけ。
大変な部分まで含めて育児です。



言われてから行動していませんか?自身に問いかけてみてください。
家事も「ママがやるもの」にしない
家庭の当事者になるという意味では、
家事も同じです。
わが家では、担当を細かく決めていません。
気づいた方がその場で動きます。
ママが疲れていれば、
私が多めに動いて休んでもらいます。
逆に私が疲れている日は、
ママに任せて休むこともあります。
もちろん、
「今日は洗い物したくないな」
と思う日もあります。
それでも、自分に活を入れて動きます。
家事も育児も、
ママがやってくれるものとは考えていません。
育児への不安は、やれば少しずつ減っていく
育児に不安を感じる理由の一つは、
単純に経験がないことだと思います。
未経験なら、
何をすればいいか分からなくて当然です。
私は子どもが生まれる前から、
「やれば覚えられる」
と考えていました。
実際に育児を始めても同じでした。



大切な命ですので、慎重になるのも分かります。
でも、まずはやってみて欲しいです。
分からないことは、必要なときに調べればいい
最初から全部知っている必要はありません。
私は困ったことがあれば、
検索やYouTubeで調べていました。
すでに子どもがいる妹夫婦にも聞きました。
ただ、調べた方法が、
そのまま自分の子に合うとは限りません。
子どもによって反応は違います。
試してダメなら、別の方法を試す。
その繰り返しで十分です。
育児中は、
何時間も情報収集する余裕もありません。
必要になったときに調べて、
実際に試していけば覚えられます。
同じ場所にいるだけでは、育児経験は増えない
子どもと同じ場所で過ごすことは大切です。
ただ、一緒の部屋にいるだけでは足りません。
抱っこもおむつ替えもママ任せなら、
パパの経験は増えないからです。
大切なのは、子どもを観察することです。
なぜ泣いているのか。
お腹が空いたのか。
おむつを替えてほしいのか。
それとも眠いのか。
最初は分かりません。
それでも自分で対応していると、
少しずつ変化に気づけるようになります。
そのうち子どもの様子を見ただけで、
自然と次にやることが分かってきます。
私も、無意識に動けるようになりました。
そこで初めて、
「育児への不安は経験で減る」
と実感しました。
失敗しても「次から気をつける」で大丈夫
特に苦労したのが寝かしつけです。
寝たと思って布団に置く。
すると、いわゆる「背中スイッチ」で起きる。
これを何度も繰り返しました。
寝かせ方を調べて、試して、失敗する。
そのうち少しずつコツが分かりました。
育児では失敗することもあります。
でも、
「次から気をつけよう」
でいいと思っています。
最初から完璧なパパになる必要はありません。



抱っこではすやすや寝ているのに、なぜ布団に降ろすと・・・
と何度も思いました。
10ヶ月の育休で「一緒に育てる」の意味が分かった
私の育休は、
最初から10ヶ月の予定ではありませんでした。
当初は3ヶ月で復帰する予定でした。
しかし、子どもの病気が見つかりました。
手術が必要だったため、
状態が安定するまでは休もうと決めました。
結果として、育休は10ヶ月になりました。
育休で得た一番のものは「育児スキル」ではなかった
育休を取れば、育児をする時間が増えます。
その結果、育児スキルも身につきます。
ただ、私が感じた一番の価値は、
そこではありません。
ママと同じ目線で子育てできたことです。
同じ場所で子どもと過ごす。
困ったことがあれば、その場で相談する。
どうすればいいのか一緒に悩む。
そして、一緒に解決していく。
その時間を積み重ねたことで、
どちらか一方だけが主担当になりませんでした。
育児の大変さは、話を聞くだけでは分からない
仕事をしている間の育児は、
話を聞くだけでは分からない部分があります。
「今日は寝てくれなくて大変だった」
そう聞けば、大変なのは理解できます。
でも、自分で何時間も寝かしつけると、
その言葉の重みが変わります。
わが家でも、
布団に置くたびに起きる時期がありました。
私のお腹の上なら寝てくれたので、
その状態で数時間過ごしたこともあります。
起こさないようにしながら、
その間はテレビを見ていました。
夜泣きも同じです。
眠くても、疲れていても対応する。
自分も経験しているから、
ママの大変さを実感を伴って理解できます。



育児の苦労は経験してみないと分かりません。
育休は「取ったら終わり」ではない
育児の大変さを経験するだけなら、
1ヶ月でも十分だと思います。
ただ、育児はその先も続きます。
赤ちゃんの成長はとても早いです。
今まで大変だったことが楽になる。
すると、別の大変さが出てきます。
育児は、
「ここを乗り越えれば終わり」
というものではありません。
10ヶ月が正解ではない。でも短ければいいとも思わない
私は10ヶ月の育休を取りました。
でも、全員に10ヶ月を勧めるつもりはありません。
家庭や仕事の状況は人それぞれです。
一方で、
「育休を1週間取ったから十分」
とも思いません。
期間が短ければ、
その後の育児はママ中心になりやすいです。
そうするとパパ側も、
「分からないからママに聞く」
「頼まれたからやる」
という立場になりやすくなります。
大切なのは、
育休を取ったという実績ではありません。
自分も育児の当事者になることです。
主体的に育児すると、夫婦で同じ目線に立てる
わが家では、
育児や家事の押しつけ合いはほとんどありません。
50対50で分けるというより、
そのとき余裕がある方が動きます。
この形が成り立つのは、
どちらも家庭のことを分かっているからです。
一人でも育児できると、相手を安心して送り出せる
私は育休を経験してから、
パパも一人で育児を回せる方がいい
と考えるようになりました。
これは、全部を一人で抱えるという意味ではありません。
大きいのは、
お互いが安心して子どもを任せられることです。
ママが一人で出かけても、
「息子は大丈夫かな」
と心配する必要がありません。
逆も同じです。
どちらも育児の当事者だから、
安心して相手に任せられます。
育児の意見が違ったら、落ち着いて話し合う
育児の考え方が、
夫婦でいつも一致するわけではありません。
意見が違えば話し合います。
そのときに意識しているのは、
まず相手の話を聞くことです。
自分のやり方を押しつけません。
また、育児でバタバタしている最中は、
お互いに余裕がありません。
話すなら、落ち着いているときです。
同じ目線で育児をしていると、
子どものことを同じ立場で相談できます。
「自分だけが頑張っている」ではなく、
「一緒に頑張っている」
と思えることも大きいです。
やって当たり前でも「ありがとう」は伝える
家事や育児をするのは当たり前です。
だからといって、
感謝を伝えなくていいとは思いません。
わが家では、
「助かった。ありがとう。」
と伝えています。
私にとって感謝は、
相手へのリスペクトです。
お互いを尊重していれば、
期待通りに動かなかっただけで、
必要以上にイライラしなくなります。



いつもやってくれていることが当たり前だと思うと、感謝の言葉もでなくなります。私も気を付けるようにしています。
仕事をしながらでも、家庭の当事者にはなれる
育休が終わって仕事に復帰したときは、
「仕事と育児を両立できるかな」
という不安がありました。
実際、帰宅しても休む暇はありません。
ご飯、お風呂、寝かしつけ。
仕事が終わってからも、
家庭ではやることが続きます。
定時で帰るために、仕事のやり方も変えた
復帰後は、
無駄な残業をしなくなりました。
定時で帰るために、
日中はかなり集中して仕事をします。
残業が必要な日は、
事前にママへ伝えます。
子どもが寝たあとの夜更かしもやめました。
今は子どもと一緒に寝て、
翌日のために体力を回復します。
育児を始めたことで、
仕事の仕方そのものが変わりました。
私の場合、10ヶ月休んでも、
給与や評価が下がることはありませんでした。



仕事はこの後、何十年と続きます。子どもが産まれたときは育児に専念した方が仕事へも良い影響を与えるはずです。
「仕事だけしていれば家族のため」ではない
仕事が忙しく、
育児に余裕がない人もいると思います。
その事情を否定するつもりはありません。
ただ、仕事が忙しいことが、
育児をしない理由にはならないと思っています。
以前と同じように残業する。
以前と同じように夜更かしする。
以前と同じように趣味の時間を確保する。
そのうえで育児もするのは難しいです。
何かを変える必要があります。
私の場合は、
残業と夜更かしを減らしました。
仕事も大切です。
でも、仕事だけしていれば、
家族のためになるわけではありません。
主体的に育児すると、子どもとの関係も深くなる
息子は今、3歳です。
私は保育園での様子を先生から聞きます。
本人にも、
「今日は何したの?」
と聞きます。
一緒に遊び、話を聞き、
同じ場所で過ごします。
まだ自分の気持ちを、
うまく言葉にできないこともあります。
そんなときは、
「これが言いたかった?」
と一つずつ確認します。
3歳になっても、育児の難しさは形を変えて続く
3歳になると、
何でも自分でやりたがります。
料理をしていると、
「包丁で野菜を切りたい」
「フライパンに食材を入れたい」
と言うこともあります。
危ないから全部禁止するのではなく、
けがをしないよう一緒にやります。
赤ちゃんの頃とは、
育児の大変さもまったく違います。
日々関わっているからこそ、
変化に合わせて一緒に対応できます。
「パパ大好き」が、毎日の関わりに返ってくる
私は普段から、
「大好きだよ」
と息子に伝えています。
ハグもよくします。
一人で外出しようとすると、
泣きながら「行かないで」と言われます。
「パパ大好き!」
「一緒に遊ぼ!」
と言ってくれることもあります。
主体的に育児することは、
ママの負担を減らすだけではありません。
毎日の関わりは、
子どもとの関係にも積み重なっていきます。
育児をすると、自分の時間は減る
育児について、
良いことだけを書くつもりはありません。
子どもが生まれて、
自分の自由な時間はかなり減りました。
休日でも遅くまで寝られません。
一人で出かける機会も減りました。
好きだったゲームも、
まとまった時間を取りにくくなりました。
子どもがいなかった頃に戻りたいと、
思うこともあります。
自由な時間がたくさんあったからです。
ゲームが減って、10分でできる趣味に変わった
以前と同じ生活を続けながら、
育児もするのは難しいです。
私はまとまった時間が必要な趣味を減らしました。
代わりに続けているのが、
電子ピアノや読書です。
10分でも楽しめます。
子どもが大きくなれば、
自由な時間は少しずつ戻ってきます。
だから今は、
小さい息子との時間を大切にしています。
一人でできても、全部を抱える必要はない
一方で、
何でも夫婦だけで抱える必要はありません。
今振り返ると、
もっと外部サービスを使えばよかったと思います。
当時は目の前の育児に追われ、
そこまで考える余裕がありませんでした。
ファミリー・サポート・センターや家事代行を使えば、
一人の時間を作ることもできます。
私ならサウナや温泉、
マッサージでゆっくりしたいです。
もちろん、ママにも、
一人で休む時間を持ってほしいです。
自分で育児できることと、
全部を自分で抱えることは別です。
育児に不安なパパへ。まず一つ、自分からやってみてほしい
育児は、最初からできる必要はありません。
未経験なら、
何をすればいいか分からなくて当然です。
分からなければ調べる。
うまくいかなければ、また試す。
失敗したら、次から気をつける。
その繰り返しで大丈夫です。
まずは子どものお世話を一つ、
自分からやってみてください。
おむつを替える。
ミルクをあげる。
寝かしつけをする。
子どもと一緒に過ごし、
どんな様子なのか観察する。
経験が増えるほど、
何をすればいいか分かるようになります。
そして家庭の中でも、
「ママがやる」
ではなく、
「自分もやる」
と考える。
私が育休を取って一番よかったのは、
ママと同じ目線で子育てできたことです。
一緒に悩み、相談する。
同じ立場で子どものことを考える。
その関係は、仕事に復帰した今も続いています。
もし育休を取るか悩んでいるなら、
私は取得をおすすめします。
育休中は収入も一時的に下がります。
それでも育児休業給付などがあります。
そして、0歳の子どもと過ごせる時間は、
あとから取り戻せません。
育児を手伝うのではなく、自分がやる。
最初から完璧なパパじゃなくて大丈夫です。
まずは一つ、自分から始めてみてください。
やっていけば、少しずつ分かるようになります。










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